司法書士雑記6

◆2008/05/06 被相続人の除籍謄本などウルトラB級取寄せ方法

 相続登記手続きでは、被相続人、不動産の登記名義人で、
 お亡くなりになった方の除籍謄本など戸籍関係の書類を集める必要があります。

 これは、被相続人の法定相続人(法律で相続する資格のある人)が、
 誰かを確定、証明するために集めます。

 法定相続人が誰か確定しないうちに、遺産分割協議をして、
 もう一人、法定相続人がでてきた場合は、その遺産分割協議は無効です。
 遺産分割協議は、法定相続人全員で行わなければなりません。

 そこで、被相続人の除籍謄本など戸籍関係の証明書を集めることになりますが、
 これが、けっこう大変です。

 普通の集め方は、亡くなった方の除籍謄本を取得します。
 戸籍謄本の場合もあります。
 戸籍謄本の場合は、被相続人に生存する配偶者がいる場合です。

 この除籍謄本から被相続人が生まれた過去にさかのぼって、
 順次、連続して取得します。

 日本の戸籍はは非常によくできていて、
 ほぼ完全につながるようにできています。
 ただ、戦災などの理由で焼失している場合もあります。

 戸籍には、作成された理由、戸籍がどことつながっているかが、 記載されています。

 これをひとつひとつ過去にさかのぼって順番に確認し、取得します。

 この過去にさかのぼって順番に確認し取得することが、大変なのです。
 確認することがもっとも大変です。
 ほんとうにこれでよいのか、ということです。

 もともと地元、例えば、横浜市中区で代々暮らしている方は、
 一回の申請ですべて取得できるでしょう。

 大変なのは、例えば、今は、横浜市中区に本籍があっても、
 その前は、九州、またその前は北海道と、本籍が変わっている場合は、
 そのすべてを取得する必要があります。
 この場合、合計3回申請する必要があります。

 ウルトラB級の取寄せ方法といっても、
 この場合はやはり3回申請する必要があります。

 そこで、地元の役所で取得する場合も、郵送で取得する場合も、
 共通の取寄せ方法、申請方法があります。

 ウルトラA級よりは少し上です。
 ウルトラC級とまではいかないでしょう。

 考えてみると、一般の人が申請するときに、
 普通にやっていることかもしれません。おそらく。

 それは、申請書に、「被相続人○○の除籍謄本等戸籍に関する
 書類のすべてを請求します。」と書いて申請することです。

 これで、個々具体的な本籍地や筆頭者を記入する必要はありません。
 もっとも、最初の本籍地・戸籍筆頭者、被相続人は記入する必要があります。

 そうすると、役所の戸籍課の人は、毎日、戸籍謄本を見ていて頭がいいので、
 その役所にある該当の戸籍関係書類を見つけてくれます。

 ですから、自分で、この戸籍の前は、これだ。
 だから、これをもうひとつ請求しないと、と考える必要がありません。

 もっとも、書類を受け取ったら、本当にこれでいいか、
 確認する必要はあります。

 ですが、ご自分で相続登記を申請しないで、司法書士に依頼する場合は、
 特に確認する必要もありません。
 その確認は、登記を申請する司法書士が確認しますから。
 これで、少しは楽に取得できそうですね。

 ですから、ウルトラB級です。