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相続と遺贈を同一不動産で登記する方法

事例
同一不動産について、遺言書に次の内容が書かれています。
法定相続人Aさんには、持分2分の1を相続させ、法定相続人ではないBさんには、持分2分の1を遺贈させる。

この場合、どのような方法で登記すればよいでしょうか。

「相続」による場合、所有権の一部や持分の一部を登記することができません。
基本的に、「相続」による場合は、所有権の全部や持分の全部を移転することになっています。

そのため、上記事例で、最初に、「相続」によって、法定相続人のAさんに所有権の一部を移転することができません。

そこで、最初に、「遺贈」によって、法定相続人ではないBさんに、持分2分の1について所有権の一部を移転します。(登記の目的:所有権一部移転)

次に、「相続」によって、法定相続人Aさんには、持分2分の1について「被相続人」の持分を全部移転します。(登記の目的:被相続人(の氏名)持分全部移転)

(上記は、平成26年、横浜地方法務局港北出張所で登記)

参考
上記事例の場合の登録免許税の税率(平成26年5月1日現在)
「相続」を原因とする場合、登録免許税の税率は、課税価格(評価価格)の0・4%。
「遺贈」を原因とする場合、登録免許税の税率は、受遺者(遺贈を受ける人)が法定相続人であれば、課税価格(評価価格)の0・4%。
「遺贈」を原因とする場合、登録免許税の税率は、受遺者(遺贈を受ける人)が法定相続人でないときは、課税価格(評価価格)の2・0%。