相続登記情報館トップ相続事例集第1順位の相続人で相続債務を止める限定承認

第1順位の相続人で相続債務を止める限定承認

相続が開始し、被相続人の債務がプラスの遺産の額を超えるとき、超える可能性があるとき、法定相続人は、通常、家庭裁判所に相続放棄を申し立てます。(相続放棄の申述

第1順位の法定相続人全員が家庭裁判所に相続放棄を受理されると、相続放棄した法定相続人は、初めから相続人ではなかったことになるので、第2順位の法定相続人が相続人となります。

例えば、子が全員、家庭裁判所に相続放棄を受理されると、被相続人の両親が第2順位の相続人となります。
第2順位の両親が相続放棄を受理されると、あるいは、その両親が被相続人の前に死亡している場合は、被相続人の兄弟姉妹が第3順位の相続人となります。

第3順位の兄弟姉妹も相続放棄を受理されて、第3順位の兄弟姉妹が被相続人の前に死亡している場合は、死亡した兄弟姉妹の子が代襲相続人となり、兄弟姉妹の子も相続放棄を受理されて、第3順位の兄弟姉妹の関係者全員が相続放棄を受理されると、漸く、相続人がだれもいない状態、相続人不存在の状態となります。

被相続人の兄弟姉妹が大勢いる場合は、家庭裁判所での相続放棄の手続も大変なことになります。

このような場合に考えられる手続が、限定承認の申立てです。(限定承認の申述
この限定承認の申立ても、相続放棄の申立てと同様に家庭裁判所に対して行います。

被相続人のプラスの遺産が、たとえ、1万円ほどしかない場合であっても、家庭裁判所は認めてくれます。(平成26年さいたま家庭裁判所飯能出張所で受理)

参照:限定承認の申述(その方法と費用)