相続登記情報館トップ遺産分割協議書の書き方

遺産分割協議書の書き方

 目次

遺産分割協議書の書き方 ポイント

  • 用紙の大きさに制限はありません。
    通常のコピー用紙A4版でOK。

  • 遺産分割協議書が数ページになるときは、相続人全員の割印が必要です。

  • 登記所では、少しの記入ミスでも訂正を求めますので、
    できれば、捨印があった方がいいでしょう。
    捨印を押すのを嫌がる相続人がいるときは、
    5回くらいチェックして間違いがないことを確認しましょう。

  • 「不動産の表示」の記載は、登記簿(登記記録)に記載されているとおりに記載しましょう。
    登記所は、登記簿(登記記録)に記載された不動産の内容でしか、判断しません。

    よくあることですが、税理士さん作成の遺産分割協議書で、
    評価証明書に記載されている不動産の内容で、書かれたものがあります。
    相続登記申請の際は、登記簿(登記記録)の内容どおりに訂正する必要があります。

    税理士さんが、評価証明書の内容で記載する理由は、
    評価証明書は、通常、不動産の現状の内容で記載されているからです。
    相続税の申告では、不動産の現状の内容が、
    遺産分割協議書に記載されている必要があるからです。
    登記簿(登記記録)に記載されている「不動産の表示」は、
    必ずしも現状どおり記載されているとは限らないからです。

    このように、登記簿(登記記録)に記載されている「不動産の表示」と
    評価証明書に記載された内容が相違する場合は、
    評価証明書に記載された内容が現状の記載であるときは、
    2つの記載を併記するのがよいでしょう。

  • 遺産分割協議書の相続人が署名、押印した日付は、
    実際、遺産分割の協議をした日か、あるいは、最後に、署名した人が、署名した日を記入するようにしましょう。

  • 相続人の住所と氏名を記名、すなわち、遺産分割協議書を作成するときに、
    一緒についでに、住所、氏名を記入(パソコンで記名)する人がいますが、これは、やめましょう。
    あとあと問題にならないように、住所の記入も含め、必ず、相続人本人に署名してもらいましょう。

    この署名、すなわち住所、氏名を記入するとき、
    普通、当然、本人が記入する住所、氏名の記載は間違っていない、と思いがちですが、
    よく、間違っているときが多々あります。
    住所、氏名の記入は、印鑑証明書に記載されているとおりに記入してもらいましょう。
    省略できる部分は、番地、番、号をー(ハイフン)にすることができるぐらいです。

  • 署名の後ろの実印の押印は、鮮明に押印する必要があります。
    遺産分割協議書に限らず、適当に押印する人がいます。
    実印を押印する以上、印鑑証明書を付けるわけですから、
    適当に押印しては、意味のないことになります。

    登記所の登記官は、遺産分割協議書に押印された印影が、
    印鑑証明書の印鑑と同一かどうか、きちんと確認しますので、
    不鮮明に押印されている場合は、押印し直すよう指導されます。

  • 登記申請の方法については、相続登記申請の仕方を参照してください。
     登記申請書は、相続登記申請書の書き方を参照してください。

遺産分割協議書の見本

遺産分割協議書に不動産だけを記載する場合




                    遺産分割協議
被相続人 横浜太郎(昭和  年  月  日生)の平成  年  月  日死亡による相続が開始したため、その相続人全員において遺産分割協議をした結果、次のとおり決定した。

相続人 横浜次郎が相続する不動産
   所  在  神奈川県横浜市中区関内
   地  番  100番1
   地  目  宅地
   地  積  100・00?
          
相続人 横浜花子が相続する不動産
   所  在  神奈川県横浜市中区関内
   家屋番号  100番1
   種  類  居宅
   構  造  木造瓦葺平家建
   床面積   100・00?

上記の協議が成立したことを証するため、この協議書を作成し、各自署名押印する。

平成  年  月  日

相続人(横浜次郎)(住所)神奈川県横浜市中区関内  
    
    (氏名) 横浜次郎                       ㊞
                            

相続人(横浜花子)(住所)神奈川県横浜市中区関内  
    
    (氏名) 横浜花子                       ㊞
 

遺産分割協議書に不動産の他、預貯金などを記載する場合




                    遺産分割協議
被相続人 横浜太郎(昭和  年  月  日生)の平成  年  月  日死亡による相続が開始したため、その相続人全員において遺産分割協議をした結果、次のとおり決定した。

相続人 横浜次郎が相続する不動産
   所  在  神奈川県横浜市中区関内
   地  番  100番1
   地  目  宅地
   地  積  100・00?

相続人 横浜花子が相続する預貯金
 ? 横浜関内銀行 横浜支店 店番 ○○
    普通口座番号 ○○○○○
    預金額金○○○○○円と
    利息その他受け取るべき金銭があるときはこの金額
 ? 郵便貯金
    記号○○○○○ 番号○○○○○
    預金額金○○○○○円と
    利息その他受け取るべき金銭があるときはこの金額
 ? 横浜関内信用金庫 横浜支店  店番 ○○
    普通口座番号 ○○○○○
    預金額金○○○○○円と
    利息その他受け取るべき金銭があるときはこの金額
    ○○信用金庫に対して出資した出資金
 ? 国債
    記号○○○○○ 番号○○○○○
    金○○○○○円(利率 %、償還日 ○○○○○)
    とその利息その他受け取るべき金銭があるときはこの金額

上記の協議が成立したことを証するため、この協議書を作成し、各自署名押印する。

平成  年  月  日

相続人(横浜次郎)(住所)神奈川県横浜市中区関内  
    
    (氏名) 横浜次郎                       ㊞
                            

相続人(横浜花子)(住所)神奈川県横浜市中区関内  
    
    (氏名) 横浜花子                       ㊞

遺産分割協議書に代償分割を記載する場合




                    遺産分割協議
被相続人 横浜太郎(昭和  年  月  日生)の平成  年  月  日死亡による相続が開始したため、その相続人全員において遺産分割協議をした結果、次のとおり決定した。

相続人 横浜次郎が相続する不動産
   所  在  神奈川県横浜市中区関内
   地  番  100番1
   地  目  宅地
   地  積  100・00?
          
横浜花子は、横浜次郎が相続手続きを行うことに協力し、手続きに必要な書類及び必要な書類に署名・押印し、Aに交付する。

横浜次郎は、上記相続財産を相続する代わりに、その代償金として、横浜花子に金○○○○円を支払う。

横浜花子は、横浜次郎が行う相続手続きが上記代償金の支払いに優先して行われることに同意する。

上記の協議が成立したことを証するため、この協議書を作成し、各自署名押印する。

平成  年  月  日

相続人(横浜次郎)(住所)神奈川県横浜市中区関内  
    
    (氏名) 横浜次郎                       ㊞
                            

相続人(横浜花子)(住所)神奈川県横浜市中区関内  
    
    (氏名) 横浜花子                       ㊞
  

参照:不動産売却のための代償分割