相続登記情報館トップ相続事例集遺言書の内容に反する財産の処分

遺言書の内容に反する財産の処分

自筆証書、公正証書など法律の規定にしたがって作成された遺言書は、後で作成した遺言書で、前に作成した遺言を取り消すことができます。

また、前の遺言内容と抵触する内容の遺言は、抵触する部分、すなわち、前の遺言内容に反する内容の遺言書を作成した場合、その反する部分は、これを取り消したことになります。

この場合と同じように、遺言者の生前、遺言書の内容に反してした処分は、遺言を取り消したことになります。

例えば、お父さんに頼んで、Aマンションを相続するという遺言書を書いてもらった場合、この遺言書をお父さんは、いつでも取り消すことができます。

すなわち、お父さんが、Aマンションを生前に売却してしまった場合は、もはやこのマンションを相続できない、ということになります。

ま、こういう遺言は、親と子の信頼関係で、相続させる、ということなので、普通は、これを変更したり、処分することはないでしょう。

ですが、親子の関係が崩れたり、親の気持ちが変わったりする場合もあるので、遺言書を書いてもらった、ということで、これで安心だ、ということは、ありません。