司法書士雑記11

◆2008/05/13 資格試験の勉強方法(その1)

 資格試験というとき、世の中には、さまざまな資格、試験があります。
 基本的な勉強方法は同じなので、それぞれに共通した勉強方法を書きます。

 その前に、士業、すなわち、この業界で「サムライ業」と
 言っている資格があります。

 士業には、まず、私が業としている司法書士、そして土地家屋調査士、
 税理士、社会保険労務士、行政書士、弁護士(司法試験)、弁理士があります。

 それぞれの資格について、何をする、できる資格か、
 試験のむずかしさなどを書きます。

 まず、司法書士試験について、この資格は、法務局、裁判所、
 検察庁に提出する書類の作成をします。

 書類の作成は、法務局、裁判所、検察庁に対して。
 書類の作成とご本人の代理は、法務局に対して。
 簡裁代理関係業務認定の司法書士は、簡易裁判所に対して。
 ということになっています。

 当サイトである相続登記情報館では、
 この法務局(登記所)に対する書類の作成と
 ご本人の代理(書類の提出と受領)を行っています。

 民事事件に限って簡易裁判所における裁判行為の代理は、
 100時間の研修を受けた後、法務省の試験に、
 合格した司法書士だけが、ご本人を代理して、
 弁護士と同じようにご本人の代わりに、
 簡易裁判所の法廷に立つことができます。

 簡易裁判所は、通常、裁判をするときの第一審裁判所になるところです。
 この簡易裁判所では、事物管轄140万円までの裁判だけ扱います。
 この金額を超える裁判は、地方裁判所の扱いになります。
 この場合、地方裁判所が第一審の裁判所ということになります。
 事物管轄140万円ということは、例えば、交通事故などにあって、
 加害者に140万円を支払えと請求する場合です。

 土地家屋調査士は、不動産に関する登記の中で、
 土地、建物の測量した結果に基づいて登記申請する資格です。
 司法書士と同じ「登記」ですが、司法書士が「権利」に関する
 登記をするのに対して、
 土地家屋調査士は、「表示」に関する登記を担当します。

 例えば、家を新築したので、その登記をしますが、
 まず、土地家屋調査士に依頼し、家の測量をしてもらい、
 「建物表題登記」をしてもらいます。

 何を登記するかというと、建物の図面を登記所に提出して(建物図面)、
 その建物に関する所在、家屋番号、種類、構造、所有者を登記します。

 これが完了した後、司法書士が、
 この登記された建物についての「所有権保存登記」をします。

 通常、「権利証」といわれているものは、
 この所有権保存登記をしたことによって発行された書類のことをいいます。

 ですから、建物について表示登記をしたからといっても、
 それで権利証ができるわけではありません。

 土地家屋調査士のもう一つの仕事は、
 例えば、一つの土地を二つに分けたいというとき、
 この土地を測量して図面を作成し(地積測量図)、
 土地分筆登記(とちぶんぴつとうき)を申請します。

 土地・建物に関する登記で土地家屋調査士の報酬が高いのは、
 この測量が大変な作業だからです。

 次に、税理士、この資格は一般の人になじみがあるので、
 説明する必要もないでしょう。

 社会保険労務士、この資格は、最近注目されています。
 読んで字の如しで、わかりやすい資格です。

 一般的に、社会保険労務士は、
 企業、会社の従業員の社会保険や厚生年金の手続きや、
 その他、企業、会社の就業規則などを依頼され作成し、
 労働基準監督署に提出します。
 国民健康保険や国民年金の知識も必要ですから、
 そういう意味で、最近、注目されています。

 行政書士、この資格は、よく、司法書士と行政書士、
 どう違うのか、質問されることがあります。
 この後は、また後日にします。