司法書士雑記13
◆2008/05/26 資格試験の勉強方法(その3)
資格試験の勉強方法については、それぞれの試験で多少の違いはあっても、
共通して勉強方法は同じです。
資格試験で、難易度が高い資格試験では、
試験勉強に取り組む姿勢や試験勉強に要する延べ時間において、
難易度が低い試験に比べて、根気と努力がより必要なことは、
言うまでもありません。
これなくして、難しい試験に合格することはできないでしょう。
司法書士試験に合格するための試験問題に対する正解(解答)率は、
75%だと言われています。
試験問題に対して75%答えが合わないと合格しないのですから、
何回も繰り返し勉強することが当然必要になります。
行政書士試験や社会保険労務士試験の試験問題に対する解答率は、60%です。
これは、試験案内で公表されています。
試験問題に対して60%答えが合えば合格するということです。
この解答率60%の意味はどういうことかというと、
司法書士試験の75%に比べ比較的合格しやすいということです。
当たり前ですが。
比較的合格しやすいということは、どういうことかというと、
試験勉強に取り組む姿勢や試験勉強に要する延べ時間において、
行政書士試験や社会保険労務士試験のほうが、
司法書士試験よりヘビーではないということです。
そこで、まず、資格試験は、どれを選択するればいいか、という問題です。
これは、資格によってできる仕事とできない仕事があるので、
自分はどういう仕事がしたいのか、まず、考え、決める必要があります。
この、どういう仕事がしたいのか、を考え決めることが、
合格への第一の条件です。
やみくもに、この試験は簡単だから受けよう、とか、
この試験はちょっと難しいかもしれないけど、
自分だったら、この試験がふさわしいから受けよう、
という動機では、試験合格は、ある意味、難しいかもしれません。
自分が、資格をとって何をしたいのか、という動機が強ければ強いほど、
合格するまでの期間は短くなります。
これはどういことかというと、資格に対する動機が強いほど、
合格したい、という気持ちが強いから、早く合格できるということです。
もっといえば、合格したい、という気持ち、これにも、個人差があって、
単になんとなく合格したい、から、絶対に合格したい、ではなく、
絶対合格するんだ、いつまでに絶対合格しなければならない、
という気持ちが強いほど、早く、確実に合格できるということです。
これは、試験勉強に取り組む姿勢や試験勉強に要する延べ時間に耐えられるか、
ということに直結する問題です。
まずは、この資格に対する動機が重要です。
重要だからこそ、それぞれの資格について何ができる資格か、
調べ、どの資格にするかを決定します。
これも時間ばかりかけてはいけないことは言うまでもありません。