相続登記情報館トップ相続事例集相続登記後の合筆登記で権利証は?

相続登記後の合筆登記で権利証は?

相続や売買、贈与など所有権移転登記をした後に、例えば、AB2つの土地をA1つの土地にする合筆登記をしたとき、権利証は、どうなるのでしょうか?

合筆登記をしたときは、権利証(登記済権利証または登記識別情報)が発行されます。

そうすると、相続や売買、贈与など所有権移転登記をしたときに発行された権利証(登記済権利証または登記識別情報)の扱いはどうなるのでしょうか?

これら登記によって発行された従来の権利証も有効です。

このように、合筆登記をしたときは、合筆登記の権利証と従来、発行された権利証の2つが存在することになります。

このどちらも有効に使用することができます。

それでは、この2つの権利証のうちどちらを優先して使用するのでしょうか?

普通、後に発行された合筆登記の権利証を優先して使用します。

理由は、合筆登記をして1つの土地になったので、登記済権利証の場合は、権利証番号(登記された受付年月日と番号)を1回(1筆分)確認するだけで済むからです。

同様に、登記識別情報の場合は、登記識別情報の有効性検証を1回(1筆分)確認すれば済みます。

端的に言えば、1回(1筆分)で済むので、費用があまりかかりません。

では、従来、発行された権利証を使用する場合は、どうでしょうか。

この場合、合筆登記前の土地の数だけ、権利証番号の確認または登記識別情報の有効性検証をしなければなりません。
ですから、この場合、費用と手間がかかることになります。

もっとも、合筆登記前の土地のうちの一部でも権利証がない場合は、権利証として使用することができません。

合筆登記をして、さらに、土地を分割する登記、分筆の登記をしたときは、合筆登記をしたときの権利証をその後の登記で使用することになります。

分筆の登記によって発行された登記済証または登記完了証は、権利証にはなりません。